第2弾拡張パック「血塗られた美酒」をクリアしました。

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舞台となった「トゥサン」のマップは予想以上の広さと濃さがあり、
シナリオも本編と変わらぬクオリティの高さで、心の底から楽しかったです。

物語が終盤を迎え、探索もし尽した頃には
この世界での冒険が終わってしまうことが寂しくて、クリアしたくないとまで思ってしまいました。
それくらい『ウィッチャー3』の世界が好きです。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

この拡張パックの最大の魅力は、何と言ってもトゥサンの風景でした。

華やかな都ボークレールの街並み。

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その周りに広がるワイナリーの田園風景。

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海中や郊外に点在する遺跡。

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沼地や血なまぐさい戦場跡など重苦しい風景が多かった本編から一転。
空や水の青さ、道端の緑や花の色合いは、まるで印象派の絵画のような優しさと美しさでした。

さらに、物語の途中では魔法によって作られた異空間も登場します。

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赤ずきん、ラプンツェル、三匹の子豚、マッチ売りの少女など、馴染みのある物語の登場人物たちが暮らすお伽話の国。
定期的なメンテナンスを怠ってしまったために、
キャラクターの性格や物語がブラックな方向に歪んでしまっている、というビターな設定も面白かったです。

こういう「美しさの裏にある毒」というような描写が、トゥサンではスパイスになっていました。
麗らかな風景の陰では怪物たちがうごめき、都を揺るがす復讐の足音が近づいている──、
そのギャップにとてもワクワクしました。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

物語はいつものようにゲラルトが怪物退治の依頼を受けたことから始まります。
依頼主はトゥサンの領主アンナ・ヘンリエッタ公爵(通称アナリエッタ)でした。

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怪物の犠牲となった者たちの情報を集め、現場を調べていくうちに、
被害者は「騎士としての5つの美徳を失った騎士たち」であったことに気づきます。
次に狙われそうな騎士のもとへ急ぎ駆けつけると、犯人と遭遇。
その正体はデトラフという名の上級吸血鬼でした。

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一戦を交えるも、デトラフを逃がしてしまったゲラルト。
代わりにその場に現れたのは、デトラフの同族にしてゲラルトの旧友、レジスでした。

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レジスは死んだはずでしたが、デトラフによって復活を遂げたのだとか。
その恩を感じているレジスは、今回の事件の真相を知りたいと、ゲラルトに力を貸してくれることに。

調査を進めていくと、
デトラフは愛する伴侶を人質にとられ脅迫されたことで殺人を行っていることが判明。
黒幕へ続く手掛かりを追っていくうちに、
どうやら公爵家に執着している人物なのではないかという推論に至ります。

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アナリエッタへ報告すると、かつて邪悪な存在であるとして追放された姉シアンナのことを話し出したのでした──。

物語の核となったのは「復讐」。
所々端折ってざっくりまとめたのでシンプルな展開にも見えますが、
実際にひとつひとつの手掛かりを追っていく過程はスリリングで、
先の気になる展開が続いて非常に面白かったです。

エンディングは

・シアンナ死亡→ゲラルト投獄
・姉妹決裂
・姉妹和解

の3つ。

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姉妹の視点に立つと和解エンドは美しいのですが、
シアンナの仕出かしたことにより、ボークレールが地獄絵図になったことを考えると
素直に喜べない気持ちもありました。
姉を想う妹の気持ちも分からないではないですが、
領主の身内だからといって大罪が許されるわけではないよなぁと、
若干モヤモヤが残ったことも事実です。

だからと言って決裂エンドがいいのかというと、後味が悪すぎて…。

意外と好きだったのは投獄エンドです。
任務を失敗してしまったゲラルトが、
アナリエッタの命により牢屋へ入れられてしまうという驚きの展開。

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偉い人の依頼なんて受けるだけ損なのでは…と思わされるエンディングでもありましたが、
このエンドだと、ゲラルト救出のために奮闘してくれたダンディリオンが登場してくれるんですよね。
嬉しかったです。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

物語の重要な役回りを担うシアンナ。
ロマンスのお相手でもあります。

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公爵家を追放され、盗賊団のなかで育てられ、苦労しただけあって、
強かで、考えていることを外に見せない、どこかミステリアスな女性です。

これまで数多くの女性が登場しましたが、
これほどゲラルトに対する愛情を感じず、且つ、ゲラルトさんが主導権を握られた女性はいませんでした。
そういった意味では新鮮でしたが、
無理にロマンスに発展させる必要あったのかな~?とも思いました。

私はアナリエッタとロマンスさせて欲しかった…!
華やかなルックスと、
領主としての務めを果たそうとしている姿と
ワガママなお姫様のような振る舞い。
バランスが絶妙で、とても愛嬌のあるキャラクターに感じました。
でも、過去にダンディリオンと関係があったようで、
となると、ゲラルトさんは好みじゃなさそうなんですよね(笑)。
残念。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

他に印象に残っている要素は、グウェントにスケリッジ勢力のカードが追加されたことと、
ゲラルトさんが家を持てたことでした。

特に後者。

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公爵の依頼を受けた前金としてブドウ園をもらうことになるのですが、
自分の拠点というか帰る場所ができた嬉しさがありました。
お金をかけて改装した家のなかに武器や防具を飾ったり、
ローチのためにに立派な馬小屋を作ったり。
極め付けは、恋人トリスも訪れてくれました。

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コヴィリに2人の家を持っていますが、ここは最高の別荘になりそうです。

私もこんなのどかなブドウ園に住んでみたい。
何でも段取りしてくれる執事と食事を作ってくれるメイドさんのいる家で、
悠々自適に暮らしてみたいものです。

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さて、これでウィッチャー3に関しては思い残すことはありません。
とても好きな作品なだけに、クリアしてしまったことは寂しくてたまりませんが、
本編から拡張パックまで、プレイ中はずっと楽しい時間を過ごすことができました。
続編やスピンオフが出たらいいな~という希望を持ちつつ、ひとまずはこの世界とお別れしたいと思います。

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第1弾拡張パック「無情なる心」をクリアしました。

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サイドクエストをこなして、2つのエンディングを見るまで、16時間ほどかかりました。

とにもかくにもメインのシナリオが面白かったです。
愛を貫こうとした結果、容赦のない力に翻弄されてしまった、哀しくも愚かな男の人生を追体験することができ、いろいろと考えさせられました。

若干ネタバレしていますのでお気を付けください。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

舞台となったのはノヴィグラドの東。
無印版ではほとんど訪れる機会のなかったオクセンフルト以東のエリアが拡張されていました。

物語は、ゲラルトがオルギエルドという男から
「オクセンフルトの地下に棲む『カエルの王子』を倒してほしい」という依頼を受けたことから
始まります。
毎度お馴染みの怪物退治は、
ゲラルトがオフィリという国の兵士に捕えられてしまったことから状況が一変。

ピンチのゲラルトを救ったのは<鏡の達人>と呼ばれる得体の知れない男で、
その見返りとして、「オルギエルドの願いを3つ叶える手伝いをする」という契約を
結ぶことになってしまいます。
実は、<鏡の達人>はオルギエルドとも契約を結んでおり、
彼の願いを叶えたあかつきには対価を得ることになっていたのです。

オルギエルドは契約を履行したくないようで、願いは無茶なものばかり。
なかには死んでしまった者を楽しませるように、というものも。
ゲラルトは<鏡の達人>に助言を受けながら、不可能にも思える3つの難題に挑むのでした。

要するに
「<鏡の達人>とオルギエルドの因縁に、うっかり首を突っ込んでしまったゲラルトさん」
という構図ですね。

エンディングは前述したように2つ。
<鏡の達人>が契約を履行するパターンと、
ゲラルトが鏡の達人との勝負に勝ちオルギエルドを救うパターンでした。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

オルギエルドの第一印象は全くもって良いものではありませんでした。

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髪型といい、傷だらけの顔といい、見るからにヤベェ奴です。
元貴族でありながら、現在は徒党を組んで好き放題。
他人の家を乗っ取って酒盛りをした挙句、
部下の不始末により屋敷を燃やしてしまうという有様です。
不死身の彼は生きていることに退屈し、投げやりになっているようでした。

しかし、願いを1つずつ叶えていくにつれて、徐々に彼の本質が見えてきました。

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過去に、一緒になるためなら悪魔の契約を結んでしまうほどに愛した人がいたのです。
ただ、彼女と一緒になることと引き換えに「心」を失ってしまったことから
運命の歯車は大きく狂っていきました。

オルギエルド自身と周りの人々の運命を狂わせたのが<鏡の達人>でした。

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一見、人畜無害そうな風貌をしていますが、実は神の力を持った悪魔のような男でした。
時間や空間を操る力を使い、
自分の邪魔をする者を消したり、人間の命や心を弄んだりすることを屁とも思わない。
個人的にはウィッチャー3で登場したどの悪人よりもどの怪物よりもタチが悪くおそろしい男だと感じました。

というか、彼が本気を出せば、オルギエルドの願いを叶えることは実は簡単だったんじゃないの?という疑問がふつふつと…。
もしかして契約当事者が手出しできないとか、何か見落とした設定があったのかもしれませんが、
わざわざゲラルトを使ってやらせることの意味って何だったんだろうと。
絶大な力を持った者にありがちな、気まぐれ、なのかなぁ。

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飄々と振る舞いつつ、いざとなったら圧倒的な力でねじ伏せる。
そんな男だったので、シナリオの終盤で直接対決できたときは嬉しかったです。
エンディングの分岐は彼との知恵比べに勝てるかどうかで決まるのですが、
勝てたバージョンは達成感がありました。

とはいえ、オルギエルドの人生を思うと、とても切ない気持ちになりました。
心を取り戻しはしても、
愛する人や共に歩むはずだった人生は、もう二度と戻ってこないんですよね。
むしろ「心」が戻ったことで、その痛みも感じることに…。

愛する人と一緒になることと引き換えに、
愛を感じる心を失い、永遠に生きていかねばならない状況に陥ったとしたら──
悲劇的という言葉しか思い浮かびません。

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ただ、オルギエルドは悲しみの中にありながらも、希望を捨ててはいないようでした。
朝焼けとともに迎えるこのシーンはとても印象的でした。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

シナリオの本筋は重苦しいものでしたが、楽しいエピソードもありました。
仲間を募って怪盗のまねごとをしたり、絵画の世界に入り込んだり、盛り沢山だったのですが、
個人的な見どころポイントは3つ。

まず、オフィリという国が登場します。
実際に行くことはできませんでしたが、ノヴィグラドの地に来ている商人や兵士と関わる機会がありました。

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浅黒い肌や服装、彼らとの会話からすると、どうやらアラビアンな雰囲気?
エキゾチックな街や文化を想像するとワクワクしました。

2つめ。
オルギエルドの願いを叶える過程ではチャラい幽霊に憑かれるゲラルトさんという面白いものが見られました(笑)。

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幽霊はオルギエルドの兄。
女性を口説くことしか考えていない人で、
訳のわからない口説き文句が次から次へと出てきます。
たまには面白いけれど、ガツガツしていない(けどモテる)いつものゲラルトさんが好きだなと改めて思いました(笑)。

新しいロマンスのお相手が登場したところも見どころの1つでした。

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名前はシャニ
レダニアの軍医で、どうやら彼女が学生だったころ伝染病に関する事件の調査をするなかで
ゲラルトと恋仲になったことがあるみたいです。

ゲラルトさん、女魔術師だけじゃなくて学生さんもイケるんですね。
守備範囲の広さ…!

でもシャニは知的で勇敢で理性的で、本当に魅力的な女性でした。
ゲラルトに憑いた幽霊が口説いたことがきっかけで、互いの心の奥底に残っていた炎が再燃。
風車の見える湖でひとときを過ごしました。

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ロマンチックな風景だ~。

先日までプレイしていた本編ではトリスと恋人になったわけですが、いちおう言い訳しておくと、
ロマンスイベントはセーブデータを分けてから見ました(笑)。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

さて、次は続けて拡張パック第2弾「血塗られたワイン」をプレイ予定です。

気付けば前回の更新から1ヶ月。
平昌五輪に熱狂していたら、あっという間に3月になっていました。

今回の記事は『ウィッチャー3 GOTY版』本編をデスマーチでプレイした感想です。
クリアから1ヶ月以上経ってしまい、記憶が薄れ始めているのですが、
プレイ時に書き留めていたメモをたよりに書いていきたいと思います。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

『ウィッチャー3』は無印版をプレイ済みです。
我が家のネット環境が悪く、アップデートや拡張パックをDLできなかったため、
それらが収録されている『GOTY版』を買い直しました。

ごく序盤で、2つの拡張パックは独立して遊べるようになったのですが、
無印版をクリアしてから時間が空いてしまっていたこともあり、気が乗りませんでした。
選択肢によって世界情勢すら変わるのが、この作品の醍醐味の1つです。
なので、拡張パックで用意されていた世界が自分が旅してきた世界には思えませんでしたし、
用意されていたゲラルトさんも一緒に戦ってきたゲラルトさんではない気がしたのです。
我ながら面倒くさいファン心理…。

ということで、昨年7月頃、もう一度本編をプレイし始めました。
長い中断を挟んだものの、先日クリアすることができました。

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◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

始める際、せっかくの2周目なので、1周目でできなかったこと3つを目標にしました。

・ 難易度はデスマーチ
・ グェントのカードをすべて集める
・ ロマンスはトリスひとすじ


苦労もしましたが、3つを達成してエンディングを迎えることができました!

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

最大の難関はやはり1つめでした。
初回は、いわゆる難易度ノーマルでプレイしたのですが、
当時まだあまりアクションに慣れていなかった私は、それでも前半かなり苦労した記憶があります。
それなのにデスマーチでやってみようというのは無謀なんじゃないかと戦々恐々としていたのですが、
何とか完走できました。

それもこれも「クエン」のおかげです。
攻撃を1回無効にしてくれるこの印がなければ、到底ムリだったと思います。

あともう1つ助けられたのが、
フィールドでも戦闘中でも、食べ物の回復効果が20分続くスキル「美食家」
デスマーチでは瞑想での回復ができないため、他の回復手段が重要になりますが、
「美食家」があれば、その辺で拾える「容器に入った水」だけでも十分に戦っていくことができました。

強い敵にはこの他に各種オイルや雷光などの霊薬を使い、砥石で武器防具を強化。
これでラスボスのエレディンでさえ、互角に戦うことができました。

ただ、序盤はかなりキツかったです!
特にホワイト・オーチャードでは、ある程度、装備品を揃えるまでは
その辺りをうろついている雑魚ドラウナーたちにもボッコボコにされて
よくゲームオーバーになっていました。
戦わなくて済むクエストで経験値を稼ぎ、Lvを上げ、素材を集め、
蛇流派のウィッチャー装備を揃えるころには「熊」とも渡り合えるようになったので、
いかに序盤を耐えるかがポイントでした。

他に厄介だったのは格闘。
装備品もない、印も使えない素手での戦いには泣かされました。
前半はいわゆる大攻撃のパンチをしてくる敵が多いため
カウンターを狙うタイミングも計りやすかったんですが、
後半になると、素早く小さなモーションでのパンチを繰り出してくる相手が増えてきて…。

何度もやり直しているうちに覚えたのが、バックステップ
相手と距離をとると大攻撃をしてくる確率が上がるような気がしたので、

カウンターで体勢を崩す→2発パンチ→バックステップで離れる

というサイクルを見つけてからは戦いやすくなりました。
メインクエストを進めるだけなら格闘で勝たなくてはいけない場面というのは滅多にないのですが、
起きたサイドクエストはすべてクリアしておきたいというのがゲーマー心。
がんばりました。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

2周目を始める前にもう1つ不安だったのは、
初回プレイ時に選択肢によるシナリオ分岐をほとんど試していたので
違うルートをプレイする楽しみがないということでした。
クリアするまでに飽きてしまうんじゃないかなぁと心配していたのですが…
まったくの杞憂でした。
物語の展開を覚えていても、同じルートをプレイしても、やっぱり面白かったです。
作りこまれた世界観と骨太なシナリオを、改めて感じることができました。

キャラクターの魅力という面も大きかったかもしれません。
ゲラルトさん、相変わらず格好いいんだもの!

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弟分のランバートやダンディリオンなどの個性的な仲間も楽しいですし、
国の支配者からサイドクエストに登場する雑魚の悪役たちに至るまで自分なりの信念を持っているのが、ほんとにすごいなぁと思います。

メインクエストや重要な局面、例えば血まみれ男爵やラドヴィッド関連のクエストについては
結局、初回プレイ時と同じ選択をしました。
エンディングもシリがウィッチャーになるように選択。

違ったのはロマンス関連です。
イェネファーとトリスだけでなく、あらゆる女性とロマンスを楽しんだ初回プレイでしたが(笑)、
今回はトリスルートを進みました。
すると終盤、恋人らしい会話や将来について話す場面が追加されました。

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ほんの少しのことではあったのですが、
2人の間に信頼し合える穏やかな関係が存在していることがしっかり感じられて
嬉しかったです。
そしてトリスの別衣装、華やかでものすごく好みでした~!

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眼福でした。

ただ、トリス派の私ですらイェネファーを振るのは辛かった…。
トリスと恋人になっているときのほうが、彼女のゲラルトに対する愛の強さ健気さを強く感じた気がします。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

他に無印版と比べてよかったのは
アップデートによりメニュー画面などがとても見やすくなっていたことでした。
以前は特にアイテム画面が見づらく、ロードに時間もかかって
ちょっとストレスに感じていました。
アイテムが増えてくればロード時間は相変わらずだったのですが、
カテゴリ分けも改善され大幅に見やすくなったことで、快適にプレイすることができました。

そして、クエストを進める際に書物や書状を読まなければならないとき、
以前はいちいちアイテム画面を開かないといけなかったのですが、
入手したときにボタン1つで直接読めるようになっていたことがとても便利でした。

物語の面白さも然ることながら、
システム面の改善も2周目を楽しくプレイできた理由の1つだと思います。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

さて、これで拡張パックをプレイする準備が整いました。
五輪を挟んで、1ヶ月も間が空いてしまいましたが、
まずは第1弾『無情なる心』から始めようと思います。

『ウィッチャー3』に興味を持ったのはオープンワールドRPGだということが一番大きな理由でした。
シリーズ未経験だったので
舞台となっている地域の情勢や登場人物同士の関係が分からない状態から始めましたが、
序盤から充分に楽しめました。
クリアするまでの半年間、飽きずにプレイすることができたのは
後半にかけて盛り上がっていったメインクエストと、充実したサイドクエスト、
そして魅力的なキャラクターたちのおかげだと思います。

まずメインクエストについて。
前半は娘に等しい存在であるシリを探すための一人旅が続きます。
彼女が現れた痕跡がある土地へ赴くと、
そこでゲラルトの仲間や土地の権力者の思惑が入り乱れたドラマが繰り広げられました。
そして後半はシリを狙うワイルドハントたちとの攻防が描かれます。
仲間と力を合わせた総力戦など王道と言える熱い展開もありました。

冒険のなかで、ゲラルト=プレイヤーの選択が
他のキャラクターの命運や国の歴史を左右する
ということが一番悩ましい部分でもあり、
一番面白い部分でもありました。
善人が必ず助かるというわけではないし、
どちらかの味方になればもう片方が犠牲になるという究極の選択を迫られることもありました。
後味の悪さを感じることもありましたが、
このシビアさはこの作品ならではの魅力だと思います。
1つ1つのクエストが丁寧に描かれていたので満足感が大きかったです。

これはメイン以外のクエストについても同じでした。
オープンRPGでは
大量にクエストが発生したけれどよく分からないうちにいつの間にかクリアしていた…
という状況がつきものですが、それがなかった。
小さなクエストでも過程がしっかり描かれおり、関わる人物たちの背景や信条も垣間見えたので
作業感を感じることもほとんどありませんでした。
ボリュームだけでなく、内容も充実したサイドクエストが多かったです。

また、内容だけではなくシステムの面でも快適でした。
追いかけたいクエストを設定すれば次にやるべきことが細かく表示されますし、
ミニマップには目的地への道標も表示されます。
広いマップのなかでも迷うこともなくクエストを進められました。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

次にキャラクターについて。
何といっても主人公ゲラルトが魅力的でした。
1人でゲームを引っ張っていく抜群の存在感があり、文句なくかっこよかったです。
強くて優しくて、だけどたまにツッコミたくなるような間抜けさも見せてくれました。
女好きだったり、男友達の悪ノリにつきあったりと、完璧なヒーローじゃないところがよかった。
シリアスもギャグもいける主人公って理想ですよね。
個人的には『龍が如く』の桐生さんとダブるイメージでした(笑)。

女好きなダンディリオンや口が悪くて嫌味なランバートなど仲間も個性的だったのですが、
ゲラルトが対立する悪党たちも個性的でした。
1人としてその悪党ぶりがかぶっていないのがすごいです。
ディクストラのように愛嬌があって手腕には尊敬の念すら覚えるようなキャラもいれば、
ホアソン・ジュニアのように本当にどうしようもないクズもいて。
でも彼らなりの信念があるので、安っぽいキャラクターがいないんですよね。
だから倒すのが惜しいとか、逆に叩きのめしがいがあるとか、いろいろな感情を持つことができました。

あとは何と言っても美女率が高かったです(笑)。
ゲラルトのロマンス相手候補はイェネファーとトリスの2人ですが、
それ以外にも魅力的な女性がたくさん登場しました。
洋ゲーって美女が少ないというイメージがあったのですが、このゲームに関しては当てはまりませんでした。
みんな自立した強い女性ばかりということと、
セクシーなシーンがやたら多いということは洋ゲーならではという感じでしたけれども…(笑)。

私は第一印象ではイェネファーさんラブだったのですが、最終的にはトリス派になりました。
でもルックス的に素敵だな~と思ったのはプリシラとマルガリータです。
偶然にも2人ともボロボロな姿になってしまっているのですが、
最後に回復した姿が見たかったな~と思います。

キャラクターたちが魅力的だったのはグラフィックの力も大きいと感じました。
表情がすごく自然なんですよね。
繊細な表情の違いのおかげで
何も言わなくてもキャラの心情が分かる場面も多くて印象に残ってます。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

もう1つオープンワールドRPGの魅力と言えば、マップの探索です。
その広さと、風景の美しさは今までプレイしてきたゲームのなかでもトップクラスでした。
天候や時間帯によってさまざまな顔を見せる風景は
長い間冒険をしていても新しい発見をすることがありました。
街も大きなものがいくつかあり、外から遠景で見える街も、中のレンガ造りの街並みも素敵でした。
特にノヴィグラドの港と、聖堂島へ続いて行く坂道がお気に入りです。

さらに水中を探索できるというのが嬉しい驚きでした。
内陸にある小さな池、広い海、そして水没した洞窟など、それぞれにロマンがあってワクワクしました。

ただ…これを言うのは贅沢かなとも思うのですが、
リアルすぎて遊びが少ないという印象も受けました。
ランドマークを制覇したい!とは思えたのですが、
マップの隅々まで歩き回りたいとは思えなかったんですよね…。
他ゲームとの比較になってしまうのですが、たとえば直前まで遊んでいた「DA:I」では
荒れ狂う波の打ち付ける海岸になぜかテーブルとイスと酒があったり、
高台に花と詩が捧げられていたり、
ここでどんな人が何をしてたのかを想像させるような仕掛けがありました。
遠くから見える大きな滝の裏側に行くことができたり、
手元にあるスケッチと同じ岩山の風景をさがしたり。
そういう、フィールドを歩いているときにそこまで実際に行きたくなるような要素もありました。
『ウィッチャー3』にはそういう感覚がなかった気がします。
マップはそれほど広くなくてもいいから
そういう仕掛けのあるほうが私は好みなのかなと今回気づきました。

村がたくさんあっても、村人のセリフがほとんど同じというのも残念な要素でした。
あとは『ウィッチャー3』のマップは最初から地形がはっきりしていましたが、
無地のマップから埋めていくほうが冒険心をくすぐられるなとも思いました。

これらは個人的な好みなので、
マイナスに思わない人も多いのかなと思います。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

最後にRPGに欠かせない戦闘について。
私は戦闘にそれほどこだわりがなくて、
一戦に時間がかからない、私のアクション操作技術でもクリアできる
という二点にひっかからなければオッケーなので、その視点からの感想です。

今回はノーマル難易度でプレイしました。
序盤は大勢に囲まれるとどうしようもなかったのですが、
アビリティが強化され、装備が揃ってきた終盤は楽に戦えるようになりました。
油断すれば死んでしまう緊張感はあったものの、
物語を進めるうえで必須となる戦闘に関しては
リトライを重ねても装備や戦略を見直せば何とか突破できるくらいの難易度だったので
ストレスなくプレイすることができました。
トロフィーをコンプするには高難易度でのクリアが求められますが、
それにこだわらなければ気楽に遊べると思います。
基本的に小攻撃を連打しているだけで、ゲラルトさんがかっこよく立ち回ってくれました。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

さて、ここからは不満点を挙げていこうと思います。

ゲームを遊んでいくなかで一番ストレスを感じたのは所持品画面でのロード時間でした。
カテゴリ毎に全アイテムのアイコンが一度に表示されるのですが、
カテゴリ移動をするたびにちょっとしたタイムラグがありました。
クエストのなかには手に入れた手紙などを読ませる場合があるのですが、
さっと読めないことがじれったかったです。
せめて「クエスト」カテゴリが一番最初にあればいいのになと何度も思いました。
ロード時間の長さで言ったら、ゲーム開始やファストトラベルで移動するときのほうが断然長いのですが、
もうそちらは長すぎてゲームメモを取ったり別のことができるので逆に気にならなかったです。

所持品についてはアイテムの重量制限も最初のうちは大変でした。
採集好きなうえ、ちょっと変わった武器はとっておきたいタイプなので、
あっという間に制限オーバーに…。
良い鞍袋を手に入れることで容量もアップしていきますが、
それでもいつもギリギリでやり繰りしてました。
ただ、パッチで改善されているようなので、
ネット環境のある方はもう少しラクになっているのかなとも思います。
個人的にはアップグレードするために捨てられないウィッチャー専用の武器だけ
特別に軽い仕様にしてほしかっです。

バグに関しては大作RPGには付き物という感じですが、
大きいものから小さいものまでいくつか遭遇しました。
一度だけ進行不能になる可能性のあるバグもありました。
スケリッジへ渡るときに協力してくれる船長がなぜか倒れていて話しかけられないというもの。
ただ、他にこういう状態になったというプレイ日記などは見かけなかったので
再現性の低いものだと思います。
セーブは分けておいたほうが無難ですね。
…セーブと言えば、手動では8個しかセーブできなかったので、これももう少し欲しかったかなと思いました。

あとはカメラが揺れやすくて、慣れるまで他のゲームよりも時間がかかってしまいました。
広い場所ではまだいいのですが、
部屋の中など狭い場所を歩くときには最後まで慣れませんでした。
酔うほどではなかったんですけれど…。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

総合的には後半に述べた不満点を遥かに上回るドラマの面白さがありました。
グウェントのカードをすべて集められなかったのと
二股をかけてしまったためにトリスとのロマンスが成就しなかったことが心残りです。
私が迎えたもの以外のエンディングも見てみたいですし、
2周目をプレイしたい気持ちはありますが、ひとまずはお休みしようと思ってます。
もし追加DLC入りの完全版が発売されたときは迷わず買ってプレイするつもりです!

メインクエスト「薄氷の上で」

エレディンとの対決へ向けた準備が整ったので
アヴァラックと落ち合う約束をしていたアンドヴィクへ向かいました。
ヤルマールの巨人退治を手伝いに訪れたときには荒れ果てて人影もなかったのですが、
カジキ海岸にはニルフガード軍の駐屯地ができていました。
テントのなかではアヴァラックと女魔術師たちが作戦会議を始めていました。
アヴァラックが話した作戦はこうです。

まず太陽の石を発動させます。
ワイルドハントの航海士であるカランシールがそれに応じれば
エレディンが乗っている船ナグルファーが入り江に現れます。
ニルフガード艦隊が海路を塞ぎ、女魔術師たちがアイン・エレへの帰還を阻止。
足止めした船へゲラルトとニルフガード軍が突入し、エレディンを仕留めます。

シリはいつものように待機を命じられ、不満げでした。
が、太陽の石を発動できるのはアヴァラックだけ。
彼に「シリがナグルファーには近づかないということを約束しなければ何もしない」と言われてしまい
反論をやめるしかありませんでした。

女魔術師たちが崖の上にスタンバイし、いよいよ作戦開始!
途中までは手はず通りに進みましたが、ワイルドハント側の魔法によって海面が凍らされてしまい、
ゲラルトたちの乗っていた船は座礁してしまいます。
仕方なく徒歩でナグルファーへ乗り込むことに。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

一方、アヴァラックの隣にいたシリは凍結の魔法を打ち破るため、戦いに向かおうとします。
当然アヴァラックは反対するんだろうなと思ったのですが、
何を言っても無駄なことを悟ったのか、
魔術師の杖を壊せば魔法は解けるというアドバイスとともにシリを見送ったのでした。

ここから少しの間シリ編になります。
イベント仕様なのか、次々と襲ってくる敵はすべて一太刀で倒すことができました。
そして、氷の魔法をかけていたカランシールを発見し、戦いになります。
ある程度体力を削ると、イベントへ移行。
刺し違えながらもカランシールの杖を破壊することに成功しました。
が、シリが受けたダメージも大きかったため、倒れてしまい、起き上がることができませんでした。
カランシールに止めを刺されそうになりましたが、
ギリギリのところで時空を移動する能力を使ってその場から去りました。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

再びゲラルト視点に戻ります。
凍った海面を進んでいたゲラルトたちもカランシールによって凍らされてしまっていたのですが、
シリのおかげで魔法が解けました。
ゲラルトがカランシールと対決。
深手を負い倒れたカランシールに止めを刺そうとしたとき、
道連れを企んだカランシールはなんとゲラルトの足を掴んで海中に瞬間移動します。
何とかカランシールから逃れて水面を目指しますが、
水中には障害物や落下物があったので浮上が難しかったです。
息が持つか、ヒヤヒヤしてしまいました。

カランシールは海底へと沈んで行きました。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

陸に上がると、遠目にワイルドハント軍に襲われているシリの姿が見えました。
ふらふらとしていて頼りなく、攻撃を受けそうになっていましたが、
ナグルファーに突っ込んで行く燃え盛る船によって怪物たちは倒され、
シリはその隙にまた瞬間移動して難を逃れたようでした。

ひと安心したゲラルトはナグルファーへ乗り込みます。
船にはなんとヤルマールの姿がありました。
そしてエレディンと戦って瀕死の状態になっているクラフの姿も…。
突っ込んだ船に乗っていたのは彼らだったようです。
クラフは勇敢に戦いましたが力及ばず、散って行きました…。

ゲラルトはとうとうエレディンと対峙。
途中、エレディンは「門」を使って船から陸へ戦いの場を移したりもしますが、
最期は燃え盛るナグルファーで迎えました。
このイベントでのゲラルトの戦いっぷりがかっこよかったです。
ゲラルトさんは本当に強いウィッチャーなんだなと実感しました。

最期にエレディンは気になることを言い残していきました。
「アヴァラックに騙された」と。
彼はゲラルトとエレディンを戦わせ、その隙にシリを連れて行ったのだと言うのです。

エレディンを倒しても息つく間もなく、ゲラルトは
ワイルドハントの猟犬に囲まれピンチに陥ります。
そこへイェネファーが瞬間移動で助けに来てくれ、陸まで連れて行ってくれました。

状況をイェネファーに聞くと、アヴァラックが裏切ったらしいとのこと。
そのとき、アンドヴィクの北西にある塔から天空へ向けて魔法が放たれるのが見えました。
あらゆる世界が時空を越えて重なる「天体の合」が始まり、世界の門が開き始めたのです。
アヴァラックはこれを利用してアイン・エレを持ちこむことも、
それ以上に恐ろしいこともできるのだそう。
イェネファーとともに、急ぎ、塔へ向かうことに。

◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・ ◆

メインクエスト「デッド・デリーダ、終わりの時」

火の玉が降り注ぐ中、塔へ続く道を走って行きます。
天体の合が進んでいるためか「門」から怪物が次々現れ始めました。
塔に近づくと、世界の終わりを意味する「白き霜」の吹雪にも襲われてしまいます。

やっとのことでたどり着いた塔にはアヴァラックによって障壁がかけられていました。
イェネファーが一瞬だけ裂け目は入れられると言うので
シリと一緒に戻ってくると約束し、ゲラルト1人で「エルフの塔」へ入ることになりました。

塔にはアヴァラックの姿がありました。
ゲラルトは武器を取るようにと迫りますが、
アヴァラックは武器を捨て「シリを助けたいだけだ」と言います。
信用できないゲラルトでしたが、
そこにシリが現れ、アヴァラックには塔に入る手伝いをしてもらったのだと言いました。
この世界もやがて「白き霜」の訪れによって滅びることが避けられない。
「白き霜」を止められるのは「古き血脈」である自分だけ。
となればゲラルトやみんなのために止めたいのだと言うのです。

…いつごろからこういう計画になってたんでしょうか?
エレディンを呼び出すための作戦会議の前後?
それとももっとずっと前からシリは密かに決断してたのかなぁ。

いずれにしろシリが犠牲になることには耐えられないので
「やめてくれ」という選択肢を選んでみましたが、シリの決意は固く、
1人で塔へと入って行きました。
霧の島で彼女が話していた「夢によく出てくる塔」とはこの塔のことだったんですね。

塔の中は一面の雪に覆われた異世界のようでした。
シリは吹雪の中、進んで行きます。
ゲラルトとの思い出を思い出しながら…。

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メインクエスト「終わり、そして始まり」

2週間後、ゲラルトはヴィジマ王城にいました。
エムヒルに「シリは死んだ」と報告。
「自分のことについては何か言っていなかったか」と質問され、
本当は一切話題には出ていなかったのですが、
娘を失った父親にそう言うのは酷だと思い、仲直りしたがっていたと伝えました。
ゲラルトは「口に出さなかっただけで本当はそう思っていた」と言っていたので、
まるきりウソというわけではなかったのかな。

別れ際、エムヒルはゲラルトに「二度と顔を見せるな」と言いました。
いつもの不遜な命令というわけではなく、
いろいろと複雑な思いが滲んでいるように聞こえました。

ヴィジマ王城を後にしたゲラルトはホワイト・オーチャードへ。
どうやらゲラルトは日常的なウィッチャーの生活に戻ったようでした。
ニルフガード駐屯地でマスター・オルトという人物と会う約束をしており、
ルーン文字の銘が刻まれたウィッチャー用の剣を受け取りました。
ゲラルトが依頼していたもので、
オルト曰く「こんなに良い剣を持っているウィッチャーはいない」ほどの剣だそう。
剣に刻んでいる銘は二択だったので、「ジルエアエル」を選びました。
この剣は形見的なものなんでしょうか?

次にウーソン村の宿屋へ向かいました。
村ではニルフガード軍が撤退するところで、
新たにダグボルグ卿が領主になったとのお触れが出ていました。
宿屋にはテメリア軍の兵士たちがおり、
どうやらロッシュとザラーが尽力したニルフガードとテメリアの取り決めは
成就したことが窺えました。

そして宿屋の奥で待っていたのは…シリでした!
さきほど受け取った剣はシリへのプレゼントだったのです。
シリはとても喜び、怪物退治の依頼を受けたのでさっそく試そうと言ったところで
エンディングとなりました。

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というわけで、シリは生きてましたー!
詳しいことは語られませんでしたが、「白き霜」を止めてもシリが犠牲になることはなかったようです。
塔のなかでシリが思い描いていたゲラルトとの思い出と関係あるのかなと思いました。
アヴァラックの研究室で2人で暴れたことや、スヒャールとの墓参りなどの映像があったので、
逆にそういう2人の思い出というか絆が足りなかったらどうなってたのかなと気になりました。

ネットで調べてみたら、やはり関係あるようでした。
シリの運命は大きく3つほどあるようでしたが、
そのなかで個人的に一番好ましいと思える結末を迎えられたので嬉しかったです。

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最後にダンディリオンによって世界やゲラルトのその後が語られました。
ラドヴィッドが暗殺されたことでニルフガード帝国が戦争に勝利。
ノヴィグラドもニルフガードのものとなったようです。
テメリアは帝国の属国として領土を回復。
ホワイト・オーチャードで見たとおりでした。

スケリッジはセリスが内政に注力したおかげで栄えたようですが、
その牙は鈍くなったそうです。
ヤルマールが王になった場合は逆になりそうですね。

ゲラルトはシリと一緒に旅をし、ウィッチャーとしての知識をシリに授けたようですが、
しばらくしてシリは独立したとのこと。
ゲラルトはそれ以降、再び放浪の身ということでした。

なんだかゲラルトが主人公の続編はもちろんのこと、
シリが主人公のスピンオフもできそうな感じのその後ですね~。
期待したいと思います。

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長いエンドロールの後はケィア・モルヘンから再スタートでした。
時間的には「終わり、そして始まり」の宿屋へ行く前に戻っているそう。
サイドクエストや探索を楽しめるようですが、
世界の状態は最終章直前のものでメインストーリーのクエストはプレイできない、とのことでした。

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さて、5月の発売日から半年かけて遊んできた『ウィッチャー3』でしたが、
めでたくクリアすることができました!
こんなに長い期間遊んでいたのに、飽きることもダレることもありませんでした。
本当に面白かったです。
プレイしてよかったと心から思えるゲームでした。
今回、記事が長くなってしまったので詳しい感想はまた別の記事にできればと思っていますが、
とりあえずプレイ日記は一区切りです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。